ふと、ジェットコースターのことを思い出した。
私がこれまでに乗った一番怖いジェットコースターはどこにあるのか。それは、生駒山山頂遊園地にあった。今もあるかどうかはわかんなけれど、ひとりずつ乗る小さなジェットコースター。カクンカクンと角を曲がる時にスリリングで落っこちそうになる。これが、山の山頂にあるもんだから下界まで落っこちそうになって、めっちゃくちゃ怖いのだ。連結していなくてひとりずつ乗るという孤独感も怖さを盛り上げた。そして、私がこれまでに乗った一番好きなジェットコースターはどこにあるのか、と聞かれても、やはりこの、生駒山山頂遊園地! と返事する。
つまりは、怖くて、落っこちそうで、崖っぷちで、ひやっとして、ドキドキするのが好きなのだ。でもそれは、ほんの3分もすればゴールがあって怖いは止まって、あっさりとおしまいだから「好き」だなんてのんきに言えるのだ。見通しがたたないいつ終わるかわからないというのは、怖いという次元を通り超えて、嫌いという次元も通り超えている。神様どうぞもうおしまいにしてください!
写真はウドンスタンド五頭さんのうどん。こごみの天ぷらといっしょにいただいた。
となりに座った男性は信州出身で、こごみや山菜いろいろが八百屋に並ぶのが信じられないと言う。たしかに。