夏が来たばかりの頃、えっさほいさと訪ね歩いた武蔵野多摩地域の大学の学食。取材執筆に関わった本がようやくできあがった。私は、ご紹介27大学のうち、10校だけ担当させていただいた。編集のOさんよりうれしいメッセージが添えられて届いた1冊を記念撮影。武蔵野多摩地域の本ならば、東から順番にご紹介することが多いのだけど、今回はアイウエオ順。で、トップバッターは、オウビリン大学。ハヤシライスがおいしくて、しかも350円というお値打ち価格には、正直のけぞってしまった。学食だから安いのは当たり前、だけど、安くおいしくボリューム満足をめざして、それぞれの食堂が工夫してる。雰囲気だって、無印良品カフェ?と思うようなナチュラルな食堂もあり、多くの大学が一般にも開放している。食べに行ってもいいってことを知らない人が多いし、知っていても大学の門をくぐるのは敷居が高く感じるもの。この本をきっかけに、ぜひ訪ねてみようと思ってくださると、うれしいな。
大学に侵入する時の簡単な秘訣は、学生になりきること。門に守衛さんがいたら、まずはいつもより1オクターブほど高い声で、元気にあいさつを。語尾は歯切れよく。深々とおじぎなどしてはいけません。