去年のゴーヤの種がこぼれていたらしく、いつの間にやら芽を出して、するする伸びて、花を咲かせた。おや、花が、、、と思ってカメラを向けると、シジミ蝶がやってきた。シジミくんは人の気配を怖がらず、のんきにゴーヤの蜜ちゅーちゅー。
晴れてさわやか、東京の平和な夏の朝なりて。
大阪の93歳になる祖母のフミコさんが、夜中にお腹が痛くなって、緊急入院。翌朝に手術をした。そんな一大事を、母からすべて半日遅れで聞く。「距離」は、悲しい。フミコさんが痛くて痛くて苦しかっただろう時に、私はと言ったらのんきにビールを飲んでいたわけだし、毎晩病院に付き添っている母の替わりもできないし、洗濯のひとつも、庭の水やりも手伝えない。私はただ日常を何も変わりなく過ごしているだけ。半日遅れの話しは、「大丈夫。すぐに来なくてもいいから。傷口が痛いだけで、元気だし、経過は良好だって」。
仕事終わらせて、大阪へ行くよ。植物が好きなフミコさんにゴーヤの話しをしたら、きっとうれしそうに笑うと思う。早くフミコさんの顔が見たい。