万国共通逆さシフォン。でも支えにするものはそれぞれに工夫があって、このお店はジャムの空き瓶。あるお店では「味の母」だった。逆さシフォンを見かけたら必ずシャッターを押すというのも、いわゆる趣味のうちに入りましょうか。
午後一番、私に変わってひとりで大阪へフミコさんのお見舞いに行くというサッカー少女を駅まで見送り、そのままスタバで仕事。どっか涼しいところで仕事をしようと持って出ていたパソコンをあけた。2時間半ほどいて、隣りの席は2組変わった。2組とも20代カップルで、最初に座っていた方は、遠距離恋愛中でひさしぶりの再会とみた。いちゃついてはいなかったのだけれど、目と目が見つめ合っている様子が見て取れて、かわいかったから、さほどいらつくことはなかった。が、店内に響くスタッフの注文の復唱にいらついた。「マンゴーフラペチーノ入ります」とレジ担当が告げると、つくる担当が大きな声で「マンゴーフラペチーノ」と復唱するのだ。そんなに大きな声でなくても聴こえるだろうに。今日一番人気は明らかにこれだよ。何度も何度、何度も復唱を聞いたからわかる。私は真夏でも「本日のコーヒー、ショート、ホット」一辺倒だから、マンゴーにはそそられない。でもマンゴーのそれって、コーヒーショップのメニューとしてはちょっと変ではないかと思ったり。が、コーヒーたった2杯で2時間半も居座った奴にはそんなこと思う権利はありませんから。
迷ったけれどなんとか病院までたどり着き、フミコさんと少しおしゃべりができたサッカー少女から報告が入る。曰く「思ったよりも元気そうだったよ」。母の情報を疑っていたわけではないが、ふかーく、ふかーく安心。