夕方、ホームにて。電車を待っていると、顔見知りの中学生のカップルが階段を降りて来た。あらららら。デートのようす。いつも元気でどちらかというと生意気風な女の子とやんちゃ坊主風の男の子が、大人びたすまし顔で、少し距離を置いて立っている。ウイウイしいなあ、ピユアだねえ、か・わ・いっ〜!と、見て見ぬふりして、同じ電車に乗り込んだ。
大人の私も、実はデート。大人らしく、しっとり飲める場所、谷保のオアシスで、Kちゃんと。カウンターの端っこに並んで、しっとり飲みつつ語った。語りつつ、普段はなかなか気づかないことにたどり着いたりする。今日も多くの学びがあった。そのひとつ。どういうことかというと、それは、大意はこういうことでして。
「しっとり飲める酒場を求めるという欲望が、日本の文化の一端を担っている」。今晩のテーマは、睡眠だったり、猫だったり、売れない本だったりしたが、行き着いたのは「文化」。ただ飲んだ暮れるだけではなく、ちゃんと未来の仕事についても想いをめぐらせていて、酒についての本をつくろうではないか、とうずうず、、。
以前、「酒のない恋愛はない」と断言したことがあるが、「酒のない仕事もない」と追加させていただく。
本文とは関係なけれど、写真は京都の楽天堂さんから届いた定期便。今回はオプション注文もさせてもらって、箱いっぱいのお豆さん。たくさん豆があると、うれしい。