雪みたいなまま食べて
割れ木みたいなとと食べて
こたつにあたってねんねこしょ
フミ子さんが子どもの時代に唄ったお正月の和みうた。
白いごはんと、棒たらのことだ。
フミ子さんは新年最初の祝☆朝ごはん、おめかしして席についた。ほかのみんなは普段着だったのに。きちっとしている姿勢に、頭が下がった。そして、おせち料理を食べながら話してくれたエピソードに胸がきゅんとした。
「夕べは、お正月が来ることがうれしくてうれしくて、なかなか寝られへんかった。それでも眠ったら、夢におじいちゃんが出てきて、お正月が来るのがうれしくて眠れないと話してたら、なんや子どもみたいやなあと笑われてん。私は、そうや子どもやっ!て言い返した」
そうだそうだ。いつもおじいちゃんが見守ってくれているんだ。
女4世代でお祝いをしてから、元旦ラン。昨日妹と走ったコースは幹線道路でビル風が強くてしんどかったから、今日はきままに走ってみようと、千円札をポケットに入れて(いざとなれば電車で戻ればいいという考えで)ひとりでゆっくりスタート。この道をもっと西へ行けば大阪城公園だ。そんなに遠くはないはず、と天守閣を目指した。目標は高く、上を目指す。このコース、元旦にふさわしい。思った通り遠くはなかった。しかし、公園内、お濠を超えて天守閣まではずっとのぼり坂で、最後の傾斜は心臓破りだった。でも、天守閣までたどり着いたら気持ちが良くて、見張り台から、大坂の風景を一瞬見下ろした。やっほーっ! くだりはわりと得意。公園最寄の森ノ宮駅から電車に乗ろうと思ったのだけれど、ふっとからだが軽くなって、そのまま走って帰宅できた。走ってて再認識したのは、大阪が水の都だということ。川が多いから、小さい橋をいくつもいくつも渡った。新しい実家?から天守閣まで往復65分だった。写真は、部屋にあった妹のマラソンの樹。リースをつくって頭にのっけてみたい。