取材数珠つなぎの日々。肉体的にはまったく疲れはなくすこぶる元気だが、夕方になると頭がぼけっとしてきて集中力が下がってくる。集中力が下がるかわりにテンションが上がるようで、いけません。ひとりだとワケワカメになるだろうけど、今の取材はカメラマンのTさんと編集のOさんといっしょだから、たくさんフォローしてもらっていて、役割を果たせている。
今日は、午前中に高尾山へ。それから昭島の多摩川沿いの公園をまわって、新幹線の車両を利用したおもしろい図書館へ。車内(館内?)は座席もあって、網棚が本棚になっている。運転席に座ることもできて、ペタルを踏むと、警笛がなったり、おもしろい。
Eや91〜がほとんどで児童書中心だけれど、少し913.6もあった。うちの図書館じゃ予約いっぱいの本も書架に並んでいて、近くにあれば通いたいと思う小さな小さな図書館。司書さんがたったひとりでがんばっていた。
どうして新幹線の図書館なのかときいてみた。近隣の住民が、近くに図書館が欲しいと行政に働きかけ、つくるなら新幹線の図書館がいい!と提案して、たまたま廃棄にする車両があって、実ったという。廃棄にする車両だけれどもちろんタダではなく、かなり高価なものだったらしい。しかも、座席はいくつか残すこと、ボディに文字を入れないこと、定期的にペンキを塗り替えてきれいに保つことなどが契約事項にあって、来年度はペンキ塗り替えの年らしく、その経費300万円!
今、このシートに座って本を開いたら、すぐに船漕ぎそうだ。いくら漕いでも博多には着きません。