学生時代に経験したアルバイトのひとつ、ペンション住み込み夏バイト。20代のある夏を長野県白馬村で過ごした。今、20年ちょっとぶりに、その白馬村にいる。見渡す風景は変わらないなあと思う。スキーのメッカだけど、すがすがしい山の夏はとても好きだ。少し空気が薄いなあと深く深呼吸すると、からだが軽くなるよう。あの万年雪は、20年前の雪でもあるんだろうか。望む山々がとてもたくましくて、ゆったりとしていて、自然に守られているなあと感じる。
宿のライブラリーにあった『塩の道の民話』を読む。昔も同じような風景がここに広がっていたんだろうことを、昼下がりの夢うつつに、ふわふわたどっていた。
白馬村滞在目的は、サッカー合宿「取材」です。