夕方、デザイナーのSさんと打ち合わせ。東高円寺のコーヒーとジャズのお店へ。Sさんは少し遅れて来たが、心地良いジャズとていねいに入れてもらったコーヒーと、優しそうな店主のいる小さな店内は、連れがどんなに遅れて来ても許せてしまう、いや、どうぞたくさん遅れてきてちょうだい、と思ってしまう空間だ。
打ち合わせの前後、少しおしゃべり。Sさんが手がけたビルケンの秋冬カタログをいただく。チョコレート色のような重厚な表紙は、ドイツのビール瓶のラベルで使用する紙を加工したもの。日本に在庫がなく、わざわざドイツからこのカタログ製作のために取り寄せたという。その名も「ビアペーパー」。いいなあいいなあ。そして、この表紙をめくると、次から次へと欲しい靴が出て来る。困った困った。
表紙も中身も、目の保養。メノホヨウ、、、。目には、欲しいものがすべて手に入る環境でなく、ほどよく保養しなければならない環境の方がよい。ほんとです。保養ばかりの日々の私は、両目ともイッテンゴ&イッテンゴ。自慢ですからっ。