地図を見て、迷わずにどんぴしゃりと取材地へたどり着く自信、かなりある。にもかかわらず、おととい池袋某barへ、曲がり角を見過ごし、はたまた店までも見過ごして迷ってしまった。しかも初めて訪ねるのではなく、前に一度行ったことがあったのに。
今日は、千葉県いすみ市の某cafe。駅近くでレンタル自転車を借りて地図をたよりにこぎこぎ20分でどんぴしゃり! 迎えてくれたスタッフが「迷わずに来れました?」と聞く。「はい。HPにあった地図がわかりやすかったからばっちりです」。「あれ、わかりにくいって不評なんですよ。迷ってしまう人ばかりで」。
たしかに、今日は勘が冴えていたのかもしれない。
が、さっきお風呂に入りながら、どんなに地図がちゃんとしていても迷う時は迷うし、地図がいいかげんでも迷わない時は迷わないもんなんだと考えた。
迷う時というのは、私はその場所へ心のどこかで行きたくないと思っているか、あるいは、その場所の方で今は来なくてもいいよと言っているかで、迷わない時というのは、その場所と私が惹かれ合っているのではないかと。見えない磁石の力。
写真はいすみ市某cafeにて。デザートはちょうど来日中のイタリア人ジェラート職人作のイタリアの伝統菓子のベジバージョン。シナモンクッキー生地を竹巻き付けて焼く(コロネ風)。写真は豆腐クリームだけど、本場ではマスカルポーネで作ってワインといただくそう。長方形のクッキーは、自転車か徒歩で来た人だけがサービスしてもらえるエコクッキー。