行ったことのない町へ行くのはとても好きで、仕事でさえもまさに♪ルンルン(古いなあもう)なのだが、最近怠慢してて、行く先の町のリサーチをしないででかけるというもったいないことをしている。今日も、まさに電車に飛び乗ったという感じで、リサーチせず。電車の中で、やっとこさ目的地の情報が欲しくなり、「深谷」、、、そうだ「深谷ねぎ」の深谷だ!と思い出す。
で、取材先で「深谷ねぎの深谷ですね〜」と話題にしてみたら、「あ、そうですね。でもこの辺のねぎはみんな深谷ねぎだから意識したことないんですよ」と。そりゃそうかも。
あと駅が煉瓦づくりで変わっているなあと思ったら、東京駅の赤煉瓦が深谷産だったとこから、深谷駅も赤煉瓦で再建したそうな。「おもちゃみたい」と地元の人は気に入っていないらしいが、うーんなんとも。たしかに東京駅のようなどっしりとしたいい感じは、古い建物だからこそ発することのできる雰囲気なんだ。100年後の深谷駅をお楽しみに!ということか。
「何にもなくて」と取材先の店主は言うが、このお店がまさしく深谷名物です!と言いたくなった。客席10席の小さなカフェだが、開店前に列ができる。今日は、並ぶ人の数よりも席数が少なかったから、並んでも座れない人がいた。何組帰ったことか。いや、帰ったのではなく、あきらめずしばらくしてからまた来て、という具合に、ひっきりなしだった。雰囲気は代官山のはずれにあるすてきな〜。でも、代官山のはずれよりも、おいしくて、安い! 店主の夫が陶芸作家で、器もすべて作家もの。これも安い!
そうそう。まわりの人のおしゃべりが気になって耳ダンボでいたら、「スキーに行く」ということが日常だということがわかった。スキーが冬の暮らしの一部という、ねぎの町。