立川でこれから撮影、という時に、携帯電話がブルブルした。発信元は「公衆電話」。あやしいけど、何か事情のある用件かもしれないなと感じて出た。「もしもし」と出るなり、「マ〜ッチャン?!」。まぎれもないシヨリの声だ。「シヨリ!! いったいあなたどこにいるの? 何してるの? 携帯もつながらないし、探していたんだよ」(少し怒り口調の私)「マ〜ッチャン。ごめんごめん、チリに行ってたって言わなかったっけ?」「聞いていないよぜーんぜん」
上京して勤めた番組制作会社で知り合ったシヨリ。語学に長けてめちゃくちゃ優秀なのに、今まで会ったどんなに天然な人よりも天然で、ひと言で言うなら「動物的」な人。ジャーナリストとして活躍していたが、青年海外協力隊となり訪ねたエルサでチリ人の彼ができて結婚した。mionの出産シーンの写真を見て、産婆さんになりたいと夢見て、40過ぎて看護学校に通い、卒業して、、、、とこのあたり2年前から音沙汰なく、携帯もつながんないしっまったく何してんだよどこにいるんだよっと心配していたのだった。たよりのないのは元気な証拠だけれど、相変わらず元気過ぎて、気が抜けたよ、まったく。気が抜けて、プロフィールまでこんなにつらつら書いてしまった。そうだ、私はめちゃくちゃうれしいのだ。シヨリ〜♡早く会いたいよ。こんどはどんな報告で驚かせてくれるのか、スリル満点。
えー、コマーシャルです。かうくーさんの個展、4日17時までです。ご来場をお待ちしています。
曙橋、四谷三丁目界隈、おもしろいですよ。路地裏の猫に会えなくても、看板猫くんが目印。
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