そば猪口が焼き上がった。思った以上に好みの色に仕上がっているし、自分で失敗したと思ったところがいい味になっていて、すごくいい。え?これそば猪口なの? とお思いでしょう。お察しの通り、手にすると、そば猪口にしてはちょっと大きい。ぼてっと大きい。が、この大きさがまたいい。たっぷりコーヒーも飲めるし、ビールを入れてもgood。アクリルたわしを突っ込んで洗うのにもふさわしい。
と、どこまでも自画自賛。これをもう少し揃えたいので、再度そば猪口をつくる。2つかたちができて、3つ目もやろうとしたが、途中で手元が狂い、電動ロクロの上で、半分かたちになっていた粘土がぐにゃっとなってぐるぐるまわった。どんどん作りたい気持ちはあれども、集中力は2つがいっぱいいっぱい。身の程を知って、終了。失敗で終わるが、ものすごく満足感があるので、悔いはなし。
土を触って集中するとやる気が満ちあふれるような気がする。何かをつくるということで養える鋭気? そして、おしまいにロクロをきれいにして手を洗ったら、両手すべすべ。鋭気のようなものと、すべすべな感じをもらって、心に青空が広がる帰り道。