「カモ」って意味なんだけれど、辞書で探したかった単語は「カルガモ」。探せなかった。
吉祥寺から西、いわゆる多摩地区のローカル雑誌「多摩らび」の仕事で多摩センターへ。
霧雨の中、立川南駅からモノレールに乗った。
最初に訪ねた博物館の学芸員さんが、すばらしかった。展示物への想いがこもった説明から、仕事への熱意が感じられた。思えば、電話でアポをとった時から、感じがいい人だなあと思って、どんな人なのか楽しみだったのだ。電話の第一印象って、100%に近い確率で当たる。
最後に「旧富澤家住宅」へ。庭があって、今の時期はカワセミの子育てを見ることができると説明を受けたその瞬間、池にカワセミの姿が見えた。雨あがりや、早朝に見ることができるそう。
カワセミは、お父さんとお母さんが上から、子どもが池の小さな魚をとったりするようすを見守っているそうだ。上手く魚をつかまえることができたら「ピピピピ」とほめてあげる鳴き声が聴こえるんだって。
カルガモもいて、今年は6組の親子が池をにぎわせたそうだが、一番最初に子どもが生まれた家族は、生まれてすぐにカラスに食べられてしまって、12羽中2羽しか育たなかったらしい。写真の親子は、6組目で、ひなたちはみんな無事育って、大きくなったいた。
大きくなった子どもたちがお昼寝するようすを、親鳥がそばでゆったりと見守っている。
昨日から気持ちがすっきりと晴れなくて、梅雨空の心でじんめりとしていたのだけれど、
仕事を愛する学芸員さんと、カワセミとカルガモ親子に元気をもらった。