朝、新聞で知った映画の上映会。
こういう映画で、『おいしいごはんの店』&『やさしいくらしの店』のチラシを配らせてもらいたいと思った。よっし、行くか!。原村監督と主催者に連絡を取って承諾を得て、夕方駆けつけた。チラシは、既存のお知らせ印刷物とハガキを組み合わせて急遽つくってコピーした。
「こんばんは。本のお知らせをさせていただいています〜」とにこやかにチラシ配り。チラシ配り、実はとっても得意で、受け取ってもらうの、自信がある。結構満員になって、チラシが足りなくなるほどだった。配った後は、観客になって鑑賞。
山形県高畠町で有機農業を続けている生産者が主人公のドキュメンタリー映画で、途中一度制作が途切れたが、足掛け20年の歳月を追っている。「有機農業は雑草と虫との闘いだ」と、水田を這いつくばるようにして雑草をとっているシーンが繰り返し映し出された。ちょうど知りたいと思っていた合鴨農法についてもよくわかった。高畑町へ、農業体験をしようと若者や親子連れや中学生が全国から訪れる。都会の机の上で頭デッカチになるよりも、実際に「農」を体験するのがいい。農家の人たちが働いている姿を間近で見て、語り合って、食べて飲む。同じ時間を過ごすことが有機農業の裾野を広げていくんだ。
千葉県山武町へ田植えに行ったり援農にでかけたのはかれこれ12〜3年前かなあ。埼玉の小川町へも行ったなあ。ふわふわの土の感触を思い出す。あの体験は貴重だった。
秋の「農」風景の中へ、行きたいなあと思う。ちょうど今、農業体験&農家ホ−ムステイもスケジュールに組み込まれた移動教室にでかけている屋根裏のサッカー少女が、ちょっとうらやましい。