ここは30年前にパプアニューギニアを探検Expeditionした女性が営むカフェの庭。カフェはパプアニューギニア風ではなくて、イギリス風。広い庭はイングリッシュガーデンというより、ビオトープだ。せせらぎ、池、りんごや柿やブルーベリーなと10数種の果樹、野菜やハーブいろいろ。キャンプ場のように外にキッチンがあって、パンこね機とホイロと石釜も。この庭で暮らせる。
探検の名残はどこにもないが、世界中からやってくる旅人を受け入れている。無料でステイできるかわりに旅人はここで働く。イギリス人の女の子がステイした時にレシピを置いて行ったと言うケーキを食べた。レーズンとくるみと黒砂糖のしっとりとしたリングケーキ。それから、オーストリアの女の子が教えてくれたいう小麦粉を使わないけしの実のケーキ。
ランチメニューを撮影中、元探検家の店主は「背景においたらどうかしら」とアスパラの葉を取ってきた。残っていたトマトも取ってきた。みかんももいできた。最後に大根まで引っこ抜いてきて、にぎやかな背景になってしまい、カメラマンさんちょっと困った。
夜はひさしぶりのオアシスで、いい男の話し。釧路でうまい魚を食べて帰って来たきわちゃんが「58才にしてスリムでおしゃれでかっこいい男」の話しをはじめたのだ。その、稀に見るすて〜きな彼は、42才の美人な女性と再婚したと言う。美しい話題でほんわかほろっといい気分になったところへ、うわさもしていないのに、なぜかきむさんが乱入。気づいたら3人並んで仲良く飲んでいた。
そう言えば最近めっきりいい男に出合ってません。いい女にも出合ってません。うまい魚も食べていません。帽子もありません。