まぶたがデメキンになってしまった。
先週Kちゃんから映画『フラ*ール』を観た話しを聞いた。「観終わって腰が痛くなった」と言うから「そんなに笑えた?」とたずねてみたら、「腰が痛くなるほど泣いた」と。嗚咽状態になってしまったらしい。トヨエツが出ているから観たいなあと思っていたけれど、チャンスがなく観逃していたのだった。今なら飯田橋のギン*イホールでやってるよと教えてもらって、いざ。
これから観る人のために多くは伝えないが、途中のとあるシーンを境に、ツボに入ってしまったというか何というか、どうしようもなく泣けた。私だけではなくて、両隣も、前列の人も、目に入る周辺の人はみんなツボに入っているのがわかった。キャスティング、すばらしい。
男の山の、女の物語の中で、男トヨエツが実によい。「なんてことない役なのよ、でもいなくてはならない役」とKちゃんの感想の意味を理解した。
エンディングロールが終わって、場内明るくなる。この泣きっ面を隠すべく、ふかーく帽子をかぶって、下を向いたまんまで外へ出た。そして、デメキンまぶたのまま、ぼわんと大江戸線に揺られながらふと思い出した。ホールが超満員だったことを。数少ない名画座がこんなにも盛況だなんて驚き。会員になろっかなあ。今年に入って立川シネ*シティの会員になったばかりだけれど、飯田橋、魅力的。
写真は映画の酒シーンに伝染して引っ張り出してきた。デジカメはどうやら修理が必要、、ショック。