
昨年も同じ風景を同じアングルで撮影した。かうくーさんにいい写真だと褒めてもらった。が、しかし、今日は、違う。1本ない!よーく見ると 武蔵村山市の地酒「吟雪」がないのである。「吟雪」や〜い。
創業明治10年の老舗酒蔵の廃業を、実は今朝知った。編集長のMさんが教えてくれた。その後、まちをてくてく歩く取材。朝9時スタートで府中市内をめぐって、お昼すぎにオオクニタマ神社でこの地酒ずらりを眺め、改めてふたたびショックを受けた。かつて水に恵まれて繁栄した多摩の酒づくりは、この先いったいどうなるのだろうか。このずらり地酒、一升瓶が1本も欠けないことを切に切に願って、せっせと飲まなければと思う。
しかし、府中市は、地酒をつくる酒造メーカー直営酒屋の店番に、市長夫人が立っていたのだけれど、そういうまちってなんかいいじゃないってふとうらやましくなった。わがまちには酒蔵もビール蔵もない。