試合がはじまる少し前に、選手もコーチも監督もマネージャーもチームみんなが手をつなぎ輪をつくる。それはそれは大きな輪になる。この瞬間に、いつも胸がきゅんとする。ここまでみんなで来た、ここからもみんなで進むんだと確認し合うような、いいシーンだ。輪になったところで、キャプテンがひと言叫ぶ。昨日は「僕らのサッカー、1月まで続けるぞ」と言った?
5-4-1で守り重視で挑む。守り守り守り、人の動きとボールの行方を追って追って追って。そして一瞬のチャンスで上がってシュート。が、そううまくはいかない。踏ん張ったが、「眠れる獅子」と呼ばれるkugayamaは圧倒的に強かった。1点も返せず、「暗」を噛む。イノシシ年は波瀾万丈いろんなアクシデントが浮上する年だと聞いて、まさかの奇跡すら想像していたが、個人のレベル、地力が違った。
どうしようかと迷ったが「夢をありがとう」とCメールを送った。しばらくして「情けない」と返事。後半半分くらいで足を痛めて泣く泣くピッチを出たことに対してのコメントだろうか。後から聞いたが、試合後最後まで立ちあがれなかったそうだ。「おつかれおつかれ!胸張ってよし!」と返した。今度はすぐに返事が届く。ひとこと「ありがとう」とあった。
12年間の熱烈サポーター、私もひとまず引退Rücktrittの記念すべき秋の日。