図書館が「リニューアルオープン」。ちょっとなんだかパチンコ屋さんみたいな宣伝文句だけれど、台、ではなく、端末が新しくなって本当にリニューアルな感じ。長い休館開けで、しかも新しいシステム初日という、初々しい日に勤務できたのは、図書館員冥利に尽きる、です。はい。
利用者の立場で言うならば、一番の進化はリライトカード。今借りている本のタイトルと返却日がカードに印字され、返却したら消え、また借りたら印字される。何度でも印字&消去できる摩訶不思議なカードだ。
20代のくらいのおしゃれでわりとかわいいboyは「うぉーすげー」と感動していた。いつものサッカー少年かわいいかわいいO君も、目をまんまるに見開いて「うわ〜!」。こういう時、女性より男性の方が表情が豊かになるなあと感じた。機械に対する関心の度合いだろうか。60代の時々見かけるおじさんも気に入ったのか、何度も追加で本を持ってリライトカードの印字をしげしげと見ていた。高齢の方々にもおおむね好評だったが「文字が小さい」との声も。たしかに、これは小さい。一番印象的だったのは、じーっと新しい端末を見つめ「うちの市はお金があるのねえ」とのひとこと。返事を期待するでもない、そんなことは言いたくないのだけれど、ちょっと声にしてみたくなった女性のそのひとこと、そう言いたい人も大勢いらっしゃると思う。でもぜひどうぞどんどんご利用ください。声にはならなかったが。
初々しい初日だもの、当然どたばたのタイフーン。暖房がむわっの館内で走り回るのだから、汗をかき。しかも今日は恥じかきも頭かきもありで、帰宅後のビールのおいしさと言ったら、想像以上。頒布会で届いた鎌倉ビールの中から「星」をあけた。