サンタクロースからのプレゼントは、長崎の岩崎さんの野菜。はじめまして。玄関入り口前にずらりと並んで、家に入れないくらい。
岩崎さんは、自家採取で在来種や固定種の野菜を育てている有名な農家さんで、届いたのはすべて在来種&固定種の野菜たち。あまりにもたくさん(写真の倍以上)なので、ご近所にも食べていただくことにしたが、それでもたくさん。
「雲仙こぶ高菜」「女山三月ダイコン」「黒田五寸ニンジン」「中国チンゲンサイ」「松ヶ崎浮菜カブ」「福立菜」「青首ダイコン」「壬生菜」「金町小カブ」などなど。根菜は、実がぎゅーっとしまってて、鍛えられた筋肉質な実という感じ。葉ものはしなっとしてても水につけるとすぐにしゃきっ戻る。味はもちろん甘く濃く、生でかじって、やめられない止まらないおいしさだ。「女山三月ダイコン」という色っぽい名前のダイコンはきれいなピンク色。おろすとさらにきれいな色になり、そこにお酢をたらすとさらにさらに鮮やかなピンクになった。雲仙こぶ高菜は、茎の下のほうにぷくっとこぶができてて、折って食べると甘露〜。野菜といっしょに『岩崎さんちの種子採り家庭菜園』という本もくっついて来たのだけれど、種子の採り方についてはくわしく書かれているが、料理レシピはどこにもない。似た野菜の調理方法でいいかなと、雲仙こぶ高菜は油揚げとさっと煮にした。おいしくて、どんぶり鉢山盛りでも食べられる! 実際に畑を見学して岩崎さんにインタビューしたサンタクロース曰く「あんなにきれいな畑は今まで見たことがない。育っている野菜がいろいろで、色がとてもきれい」。
長崎の岩崎さんかーー、ん?!と思って『おいしいごはんの店』をペラペラ。あった。熊本のティアさんの記事に。「種の採取から取り組む、長崎の岩崎さんの野菜」が代表的な自慢の食材だと。自分で書いておきながら、思い出すのに3時間もかかった。はじめまして、ではなくて、おひさしぶりですでした。