図書館で、かわいいお母さんと元気な男の子の接客。
「ヨロシクオネガイシマース」と、男の子がカードを私に手渡す。かわいい笑顔。絵本をたくさん積み上げて。バーコードをなぞっている間に、男の子のおしゃべりがはじまる。
「ネエネエネエ、アンパンマン好き?」私の目をのぞき込んできた。
「うーん。そんなに好きじゃないかな。トヨエツの方が好きよ。(とお母さんのウケを狙ったが男の子には聞こえていない。男の子には)ドラエもんが好きですよ」と言う。これがいけなかった。男の子はテンションが高くなる。
「ネエネエネエ、じゃあ、ウルトラマンは? ウルトラマンは好き?」
「はい。ウルトラマンは大好きですよ」あくまでも正直に返事をする。
「リョウチャン(自分のこと)ね、ウルトラマンランドに行ったんだ! 行ったことある?ウルトラマンランド」
「へえ〜。ウルトラマンランドっていうのがあるの。知らなかった」
「熊本にあるんだよ。熊本。ウルトラマンがいっぱいいてね(もう興奮しまくり、手振り身振りでウルトラマンがいっぱいいるようすをやってくれている)アクシュしたんだ。アクシュ」。目が輝いて来た。横からお母さんが説明してくれる。熊本に本当にウルトラマンランドというのがあって、ウルトラマンがたくさんいて、握手をしたりいっしょに遊んだりしてくれると。リョウチャンの説明とさほど変わらない。
「ネエネエネエ、行きたい?ウルトラマンランド、行きたい?」。シュワッチ。
「うん。行ってみたいなあ。ウルトラマンに会いたい」。本心。
「熊本にあるんだよ、熊本。飛行機でびゅんと行くんだよ」。貸出しは終了。
「教えてくれて、ありがとう」。
リョウチャンはとっても元気に「バイバーイ、またね!」と帰って行きました。
図書館は情報の宝庫だ、を改めて実感。
帰って、即刻調べ、いえ、復習しました。
熊本県にあるウルトラマンランドは円谷プロ直営。従業員は隊員と呼ばれているようだ。熊本までは行けないけれど、調布あたりにあったら行ってるな、きっと。