東銀座。歌舞伎座前で待ち合わせして、マガジンハウス方向へ。
ひさしぶりに会ったのに、ぜーんぜんそんな気がしなくて並んで歩いた。
雨がやっとあがったねえとかそんな話しをしながら。
「あ、虹や。きれいきれい」と私よりも先に見つけて大阪弁でよんだが言った。
よんだの視線の方向を向くと、この空があった。
自称・晴れ女。
高校の時から晴れ女だったかどうか記憶にないどころか、私たちがどうして
仲良くなったのかもすっかり忘れて思い出せなかった。
いろんなことの記憶があいまいになっているのは「もう頭があかんねん」ということで
スルーしながら、さんざん食べて飲んで、ふたり同窓会は盛り上がった。
正論をクールに語るよんだに、ムキになって熱く噛み付く私。
別れ際に「せやけどあんたはぜーんぜん変わってないな」と爆笑され、同じ言葉をお返し。
顔やスタイルが変わっていないということより(もちろん若干の変化はある)、
気持ちが変わっていないということが、大切でうれしいこと。